BLUE POINT Garden & Architecture

建築のモデュ―ル 909と910

2025.02.28

建築のモデュ―ルについての話です

先ず、ここに記す数字には
比率の美しさが一定の状態で保たれ。それは3 という数字が常に根底にあります。
3 というのは、ソルフェジオ周波数と言われるものに共通する素数です。
3の倍数に常にあると倍音の関係になる事も意味しており
つまり、共鳴しやすい状態にあると言えると思います。

909
1818
2727
3636
4545
5454
6363
7272
8181
9090

逆に、910という数字にしてしまうと、数字の並びは以下の様になります

910
1820
2730
3640
4550
5660
6370
7280
8190
9100

では、 尺 と呼称されるこの寸法がいつから存在したのか少しリサーチしてみました。以下です。
• 享保尺・竹尺 : 約303.63 mm徳川吉宗が紀州熊野神社の古尺を写して天体観測に用いたとされる。    さらに。・
有史以前からの自然信仰の聖地であった熊野(紀伊国牟婁郡)に成立した熊野三山は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての中世熊野詣における皇族・貴族の参詣によって、信仰と制度の上での確立をみた
ここで、やはりといいますか、早くも驚いた事にといいますか、 皇室という文字が浮かんで参ります。

尺貫法と呼ばれ、尺という基準は高句麗から由来したとも言われる様ですが、多様な解釈は入り混じっている様ではありますが、 熊野三山ではどうやら確立されそれは明確であった様です。303.63という数字です

ところが、上記について考察してみましたが、 倍数にしていくと、 現行の910モジュールを超える数字になってしまいます。
しかも。  909モジュールの様な美しさも立ち上がらない。 ここは、やや疑ってみる必要がありそうな気がします。

さて。。
909から続く一連の流れる様な幾何学的な美しさに比べて、910という、尺 を誤って置き換えて使った現在主流となるモデユールに実はもう、波動の観点からは、真の美しさは存在していない事に気が付きます

日本建築、木造建築の古来からの【根本的な美】のヒミツは、実はこの精緻なモデュ―ルのまるでマジックの様な美しい数字の中にあり、その神秘に繋がる秘密を取り戻すべきなのです。

この数字に関する事は、実はヘリテージマネージャー養成講座の演習の折に、越智先生から凄く強調して言われた事だ。
303! 909!454.5! と。
野帳と呼ばれる実測値の記録のトレーニングの際、実際にスケールであたって「910だな。。」と、判断して書き込もうとする私に、この様に指導をしてくださいました。

その後、ある時 私の師事する波動学系の大家である先生が、「比率の問題なんだ」という言葉を仰っている。
私はこの言葉がとても気になり、ずっと何度もその意味を考えているところに、ふと、築150年の古民家の佇まいの美しさ、光と影のおりなす美しさ、その空間の醸し出す全ての美しさに感じいりながら、ふと気が付きました。
そうか。比率の問題なのである

このエッセイを読まれる方は、どうぞ試しに日本古来の建築を、その様な視点でみてみてください。

尚且つ、ムジカハルモニアの432HZが、いつの間にか442HZへと変わってしまっている様な、そんな失われた何か を今一度見つめなおし、取り戻したいとこの建築モデユールの世界に関して、思うのでした。

303 とこの美しい数字が連なりが表す様に、このモデユールを使う限り、建築は周りの自然や人ともより調和をし、街もより美しく全て共鳴し合う筈です。
ほんの少しずれて、失われてしまった事によって、本来の響きすら消え去ってしまっているのです。きっと人の繋がりにとっても大切な事です。

432HZが もし433HZだったら? 倍音にしていった時にほんのちょっと、と感じるずれが膨大なものになって行きますよね。
910と、909の違いは、たった1mmですが。 準えるなら 432.5HZくらいのズレになりますが。。 この、本当に微妙と思える差異を侮ってはならないのです。なぜならそこには、宇宙の法則と通じるか、否かの凄く大きな意味が実は、存在しているのですから。